京大生しょーの雑多なブログ

とある京大生が思うままに書いているブログです

ちょこっと単語トリビア#1~ triskaidekaphobiaってなに?~

こんにちは、しょーです。

今回は、プチ暇つぶしになるような英単語を紹介してみようと思います。

タイトルにもあるように、今回ご紹介するのは

triskaidekaphobia

です。

とても文字数の多い単語ですが、「13恐怖症」という意味があります。

日本語に訳しても、なんだか聞きなれない言葉ですが、この英単語の構造を見ることで、意味を推測することができます。

 

接尾語 -phobia

まず初めに、この単語の語尾が"phobia"で終わっていることがわかります。

この"phobia"は英語の接尾語で、「~に対する恐怖心、〇〇恐怖症」ちう意味を持っています。例えば、"chemophobia"=「化学薬品恐怖症」(chemo(chemistry:化学)+phobia(恐怖症))、"aerophobia"=「飛行機恐怖症」(aero(空を表す接頭語)+phobia(恐怖症))などの単語が他にあります。したがって、この時点で「何かに対する恐怖心を意味する単語だろう」と考えられます。

 

接尾語tri-とdeka

次に、この単語は"tri"で始まっていることがわかります。

この"tri"というのは接頭語で「3」を意味します。他の例だと、"triangle"=「三角形」(tri+angle(角度))や、"triceratops"=「トリケラトプス」("3"本の角を持つ恐竜)が挙げられます。

さらに、"deka"というフレーズも隠れています。この"deka"というのは、ギリシャ語で「10」を表す"δέκα"に由来するもので、同じく「10」を意味します("deca"と表記されることもあります)。ほかに"dek(c)a"を持つ単語としては"decathlon"=「十種競技」などがあります。

以上のことから、triskaidekaphobiaの意味が推測できるわけです。

 

プチトリビア~なぜ13が怖いのか~

最後に、なぜ欧米では13を怖がるのかについてプチ解説しようと思います。

様々な説があるようですが、有力なものの一つはキリスト教が関連しているようです。

レオナルドダヴィンチの絵画『最後の晩餐』にも描かれているように、イエスの弟子のひとりであるユダがイエスを裏切り、イエスな悲惨な運命をたどることになりました。このユダが13番目の弟子であること、また『最後の晩餐』で13番目の椅子に座ったことから、とりわけキリスト教が広まっている西洋では13を「忌み数」と位置付けているそうです。

 

 

何はともあれ、今後映画『13日の金曜日』シリーズを見るときは、頭に"triskaidekaphobia"を思い浮かべるのもいいかもしれませんね笑

 

それではまた。