京大生しょーの雑多なブログ

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英検一級二次試験"不"合格体験記

こんにちは、しょーです。

先日英検の一次試験が終わり、もうすぐ合格発表かと思います。

私は、英検一級の二次試験を、1回目の挑戦では残念ながら失敗してしまいました。しかし、不合格になった後、その原因を分析した結果、2回目の挑戦で無事に合格を勝ち取ることができました。

そこで、世間には『合格体験記』は数多くあふれているけど『不合格体験記』はそんなにないのではないかということで、自身の1回目の”不”合格体験を振り返り、皆さんに共有できればと思います。

今になって思うと、一度失敗したという経験は、合格するのに必要不可欠な財産でした。

合格発表後~二次試験一週間前

一次試験が終わり、特に二次試験に向けて何をするでもなく合格発表の日を迎えました。一次試験は大きなミスをしたという感覚もなく、手ごたえは半々くらいでしたが、大学の昼休み、図書館で発表の画面をスマホで開く手が汗ばんでいたことを今でも覚えています。

結果はというと、「一次試験 合格」の文字が目に飛び込んできて、喜びながらも意外に冷静に結果を受け止めました。しかし、喜びも束の間、二次試験、つまり面接に対する不安もよぎり始めました。

この時期から、参考書をパラパラめくったり、スピーチの原稿を書いたりしていました。

二次試験一週間前~試験当日

試験が近づいてきた一週間前ほどから、作成した原稿や参考書のスクリプトを覚える作業に入りました。しかし、想定していたよりも定着していないことに気づき、少し焦りをおぼえた状態で本番を迎えることになってしまいました。

試験当日

試験当日になり、会場の肥後橋のYMCAに到着したとき、かなり緊張していました。およそ45分待機室で待たされる間、作った原稿を必死に頭に叩き込んでいましたが、当然緊張している状態では何も効果がありませんでした。そして自分の番になり、必死の思いで試験をこなしましたが、正直試験中のことはあまり記憶に残っていません。以下、試験中のかろうじて残っている記憶について書き連ねていこうと思います。

試験中

面接官は女性2人でした。着席し、少しばかり日常会話をこなした後、いよいよスピーチに入りました。英検一級のスピーチは、カードに書かれた5つのトピックの中から1つを選択し、1分間の準備の後2分間のスピーチを行うのですが、自分の考えてきた原稿に合うものがなかったので、なかなかトピックを決められなかったのを覚えています。結局、唯一の理系トピックだった「宇宙開発に資源を割くのは無駄か?」を選択しました。この時点で準備時間の大部分を消費してしまっていたので、まともにスピーチを考えられずに話すことになりました(ちなみに英検一級の二次試験は1分間の準備時間が終わると強制的にスピーチがスタートします)。

スピーチの内容は確か、

  • 立場→宇宙開発に資源を割くのは無駄ではない
  • 理由①→リスクもあるが、リターンも大きい。例えば、火星には有用な資源がたくさん眠っていると聞いたことがある。
  • 理由②→ここで、2つ目の理由が出ずに、スピーチが詰まってしまう。適当にフェロー(You know, とかLike, とか)で間を埋めたが、結局「近い将来はもっとロケット性能が良くなるはず」みたいな薄すぎる理由を述べている途中でスピーチが終了。

という感じだったと思います。

正直、スピーチが終了した時点で、「これは落ちたな...」と感じました。そのまま半ば意識もうろうとしながら質疑応答を行い、失意のまま帰宅しました。

勿論予想通り不合格で、各評価も合格するのには明らかに足りない点数でした。

成績表をどこかにやってしまって、手元にないのですが、

  1. SHORT SPEECH  7/10
  2. INTERACTION  5/10
  3. GRAMMAR AND VOCABLARY  5/10
  4. PRONUNCIATION  6/10

だったと思います。

また、以下の通りCSEスコアは580/850でした(602で合格)。

 

合格発表後

合格発表を終えて、自分に何が足りなかったのかを考えてみることにしました。

すると、自分が行ってきた試験対策について、いくつかの欠点を見つけることができました。

反省点①

1つ目の反省点は「暗記に重きを置きすぎていた」ことです。

私は、スピーチを完璧にしようとするあまり、一言一句覚えた原稿を本番で話そうとしていました。しかし、試験本番で出題されるトピックが、対策して原稿を覚えてきたトピックと完全に一致する確率は極めて低いということに気づいていませんでした。

したがって、原稿を覚えることよりも、英語をしゃべることに慣れる方がよいという結論に至りました。

反省点②

2つ目の反省点は「試験力が足りなかった」ということです。

前述したように、私は原稿を覚えることに重点を置きすぎたため、試験本番での時間の使い方(1分間の準備時間の活用方法、スピーチの大まかな構成など)について全く慣れていないまま本番を迎えてしまいました。

このことより、実際の試験の時間の過ぎ方に慣れることが重要であるという結論に至ることができました。

 

以上で今回の記事を終わりにしたいと思います。

不合格になったことは辛い体験でしたが、一度落ちたことで、重要な知見を得ることができ、結果合格することができたので、今では一度不合格になってよかったと思います。

 

2回目の挑戦で合格した際の「合格体験記」についても、後日書こうと思います。

それではまた。